最近、ニュース等で良く耳にするようになった「コネクテッドカー」。
直訳すると「コネクテッド(connected:結合、繋がりのある)とカー(car:車)」で『繋がりのある車』となります。
コネクテッドカーとは、インターネットに接続できる(繋げられる)機能を搭載した車のことをいいます。
『未来の車』というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、既に始まっているサービスもありますので一部ですがご紹介致します。
一般的に真っ先に思いつくのがカーナビではないでしょうか。
カーナビに通信機能が付いており、「地図の自動更新」、「他の車から得られる渋滞情報を活用した最適なルート案内」、「交通情報や災害情報の伝達」、「オペレーターとの通信やディーラーへの整備予約」などが挙げられます。
これらの機能については、スマホの普及によって必要度が高まらず、通信料を負担してまで利用したいと思うユーザーが少ないというのが実情のようです。
万が一の事故の時に自動で緊急通報をするシステム(ecall)があります。
これは、エアバックの作動や強い衝撃を感知した際に警察や消防・救急へ緊急の連絡を自動で行える緊急通報システムでロシア・ヨーロッパでは新型車両には搭載することが義務付けられました。
GPSで車両位置を特定することから、盗難に対する防犯効果もあるようです。
日本では搭載義務はなく、純正ナビのオプションという位置付けで通報システムがあり、欧米に比べかなり出遅れている状況となっています。
自動車に設置した端末機から、運転の状況や操作を診断することによって保険料金が変動するサービスです。
具体的には「走行距離の多い・少ない」、「走行する時間帯」、「ブレーキの踏み具合、加減速、ハンドル操作」などの実績によって保険料を算出する仕組みとなります。
運転の実績によって保険料が算出されることから、安全運転への意識が高まり、事故の抑止へと繋がる効果にも期待されます。
日本では、あいおいニッセイ同和損保が初めて商品としてテレマティクス保険の取扱いを始めました。
ガソリンをはじめとした燃料やドライブスルー、その他店頭に受け取りに行く前に注文を済ませるなどの自動決済システム。
他の車や交通標識との相互通信を生かした自動運転。
担当:谷津田